お気に入りの作品が盗作である事が判明した場合の気持ちの整理の仕方(にわPの事例に触れて) 

 


もう二ヶ月も前の話題になってしまいますが、Togetterで以下のエントリが作成されました。

艦これ、モバマス、アイマスSS書き丹羽氏の盗作行為について


ニコマスではおなじみのにわPが、これまでの作品においてかなり広い範囲で
他のSSまたはオリジナル小説の作者から剽窃を行っていたという内容。
詳細については前述のリンク先を参照頂きたく思います。


私は数あるにわPのテキストのうち
ほんの僅かなものしか見ていない程度のにわかファンでありましたが、
それでもそれらの文章から受けた印象というものは
自身のアイマス観に少なからず影響を与えてくれていたものだったので、
それらの文章において剽窃が行われていたという事実は
大変ショックな出来事であり、暗澹たる思いを払拭することが出来ませんでした。


このように発生してしまった事案について、どのようにケジメをつけるべきかという話は、
剽窃した側・された側の当事者間でするべき話であり、ここでは取り上げません。


ただ、これまで読み手側の気持ちについて触れられている文章を見る機会があまり無く、
盗作だったことが判明してからのやるせない気持ちを整理する機会に恵まれませんでした。


先日、すごろく迷走格納庫 (調整中)の管理人である
Vinegar56%さんとチャットをさせて頂く機会があり、
その中でこの件についての話題を振ってみたところ
私の感じていた得体のしれない気持について示唆に富んだ言葉を頂戴し、
個人的に大変有意義なやり取りをさせて頂きました。

そこでここでは、
Vinegar56%さんの了承のもと以下にそのやり取りを再現させて頂き、
その上で自分が思ったことを書き連ねさせて頂こうと思います。





sugoroku:何かシンゴさんが語りたいお話がありましたらぜひ。

シンゴ  :語りたいというか、聞いてみたい話として、にわPの件。

sugoroku:あー

sugoroku:アレはね、なんと言ったらいいのやらね

シンゴ  :ブログで書こうと思いながらも書けないまんまです

シンゴ  :どう語ったら良いか分からない、という感じで話題に出し辛いと思うんですけれども

sugoroku:我々、と言ってしまっていいと思うのですけれども、私たちの世代の見る専にとっては、とても大きな存在ですからね

シンゴ  :ええ。



シンゴ  :まぁ盗作なので明らかにやってることは黒なんです、それは間違いないんですけれども

sugoroku:権利とか道義についてはややこしいので置いておいて

シンゴ  :ただ盗作だったからといって、それまでにわPが上げてた文章から感じたものが嘘になるかといったら、個人的には正直したくない

sugoroku:そう、まさにそこ>それまでにわPが上げてた文章から感じたものが嘘になるか

sugoroku:にわPの作品から多くのもの、大きなものを受け取った、という人は間違いなく、少なからずいるわけです。私もその一人です。それは嘘にはならないし、嘘にはできない。

シンゴ  :はい。

sugoroku:ただし、その「にわPから受け取った」と思っていたものの中にも、何%かは、他からの剽窃が含まれている、もっと含まれているかもしれない。

シンゴ  :そこを確認してからでないと何も言えないかなと思いつつ、なかなかヘビーな作業なので気が進まないというか。

シンゴ  :確認すればするほど、自分の中での感じたものがあやふやになっていく。

sugoroku:たとえ調べ上げたしても、現に剽窃があった以上、残りの部分にも判明していないだけで剽窃があるかもしれないという疑いを消すことはできない。

シンゴ  :ですね。

シンゴ  :読者側として言わせて貰えば、作品がそういう不可逆なものになってしまうから、盗作という行為はしてはならないのだろうと思います。



sugoroku:だからそれは、それは、どこはシロだから良くてどこはクロだから捨て去るべき、という問題ではなく、剽窃、盗用という黒を不可分に含み込んだ、しかし何らかの価値を持っていることを否定することはできない、その総体として捉えるべきだし、そうするしかないと思う。

sugoroku:あくまで、読者としてにわPの作品をどう受容するか、という立場においては、ね。>剽窃、盗用という黒を不可分に含み込んだ〜その総体として捉えるべき

シンゴ  :まさに、そう思います。盗用された側からすれば問答無用な話なのですが、(その作品の受け手の側からすれば)そこを切り離すというか個別に捉えさせて貰えないと、正直苦しいものがある。

sugoroku:だから、何を言ったらいいのかなあ、何が言えるのかなあ、ということになるんだよね

シンゴ  :せめて、その盗用された作品でも感じたものは嘘ではないですよ、っていう、その部分くらいかなぁ。読者が同じ読者に声をかける感じで。

sugoroku:そうですね

シンゴ  :まぁそれでもどうしても(盗作だったという事実が)嘘であってほしいと思ってしまう気持ちはちょっぴりあるんですけど、それで結果が変わる訳ではないので。

sugoroku:ええ。



シンゴ  :その 「黒を不可分に含み込んだ、しかし何らかの価値を持っているもの」 って部分がうまく言葉に出来なかったんですが、意味だけ捉えてしまうのであれば、MADも同じですよね。

sugoroku:そうなんですよね

シンゴ  :文章を書くのと動画作るのとはお約束が違うし、並べてしまうのは危険でしょうか。

sugoroku:ノベマスの中だけで言っても、商業作品のネタとか文体とかストーリーとか、丸パクリしている動画なんていくらでもあるわけです

シンゴ  :言われてみれば

sugoroku:権利や道義の話を追求すると、アイマスMAD全体にすぐに行き着く

sugoroku:だからまあ、にわPの場合でも、私たちが、それでも価値のあるものなんだ、と主張することになるのはまあ必然とも言えるんだけど、ただ、現に相手(被害者)がそこにいる問題なのでね。

シンゴ  :普段のMAD等よりもかなり近い場所に。

sugoroku:ですね



sugoroku:あとは、借り物である部分をオリジナルであるかのように見せかけていた、というところ。

シンゴ  :(もし)そこが予め明らかになっていれば、こういう事態にはならなかったのかなぁ。

シンゴ  :MADだったら、他人のものを当て嵌めて加工するなど、それこそ当たり前にやられているやり方なわけですし。

sugoroku:ものが小説だから、しかるべき断りを入れれば他人の文章を混ぜても許される、とはならないのがね。だから黙っていたんでしょうし。

sugoroku:意外とそこは、小説という表現形態の本質に関わるところでもあるかもしれない

シンゴ  :だからMADと小説は別物なのでしょうけど。

sugoroku:ある有名な小説の有名なネタを、明らかにそれとわかるように模倣したシーンを入れる。これは可だ。しかし、ある小説に書かれていた練り上げられた一節の文章があまりに美しかったので、そっくりそのまま自分の小説で使ってみた、これはあり得ない。

シンゴ  :よくいわれるオマージュとパクリの違い、みたいな感じですね。

sugoroku:難しい!

シンゴ  :いやホント、難しい!



sugoroku:そんなわけで、MADと創作の性質について深く思いを致した、ような気分になったところで、そろそろ

シンゴ  :いい時間になりました





上記のやり取りをチャットでさせて頂いた訳ですが、
盗作というデリケートな話題を他の方と共有できたことで、
いくらかやり切れない気持ちが和らいだのを覚えています。


こういう事実が判明した場合の感情って、
盗作された側がいるという事実があるにも関わらず、
まず嘘であって欲しいという気持ちがどうしても先に出てきてしまうのですよね。
何故かというと、自分がこれまで築いてきたアイマスの世界観が揺らいでしまうから。


今回の件、ニコニコ大百科におけるにわPの記事やブクマコメント欄においても、
盗作行為に対して、同情できない、恥ずかしい、といったコメントがちらほら見受けられます。

ただ自分の場合、どちらかというと入れ込んでしまった側の弱みというか、
全く気持ちが理解できないでもないような気がしてしまうといいますか。
(あくまでそんな気がするだけで、本心は当人のみぞ知る、という所でしょうけれども)


アイマスに限らずですけど、まず何かしらのコンテンツに触れる。
何かの切っ掛けでそのコンテンツが気になっていく。
気になって調べれば調べるほど、段々そのコンテンツに対して思い入れが深くなっていく。
自分の他にも誰かこのモノを好きな同士はいないのかとネットを探してみる。
すると二次創作という形で、そのモノに対する思い入れを表現している人がいる。
そんな何かしらの副産物を見るにつけ、
よかった自分だけじゃなかったんだ、自分もコレを好きでいても良いんだ、と
そのモノが自分の中で少しずつかけがえのない大事なモノになっていく。
そうして、自分の中の「好き」という感情を増幅させていきながら、
段々とその対象についての世界観を自分の中で構築していくわけです。


盗作の動機というかきっかけについて、
もちろん自己顕示欲からきているというのも否定は出来ないのだろうけれども、
100%そうなのかといえばそうではなくて、
こう、アイマスで言えば、アイドル達が息づいているところを
自分のフィルターを通して書き残したいという気持ちが
多少なりともあったからなのではないかなぁと。
(だからといって盗作しても構わないのだと言いたい訳ではありません)

やっぱりキャラクターへの想い入れがないと、
あれだけのテキストを量産するのに時間を費やすことって
出来ないんじゃないかなぁと思うのです。
(想い入れがあるからその行為が正当化される訳ではないことは踏まえた上で)


例えば自分であっても、
市販のコミックスだったり、アイマス動画だったり、
同人誌だったり、pixivだったり、SSだったりと、
色んな二次創作に触れる上で、
他の人が考えた要素の中でイイと思うモノを自分の中で結び付けていって、
この子はこういう子なのではないかという風にキャラクターを形作っていく。
そんな感じで、いわば同じようなことをしているものですから。
ただそれを対外的に公表するかしないか、という違いであって。

勿論、他人のものをそのまま自分が考えたものとして表に出す、という
超えてはいけない一線はあるのだけれども。


正直な所、今回の剽窃行為が発覚したことで、
読者側としてにわPに裏切られたという気持ちが無いかというと
嘘になります。

ですが前述したように、
私がアイマスというコンテンツに思い入れるようになってしまった原因はいくつもあるのですが、
その中の一部には少なからずにわPの作品も含まれていて。
そういう好きな気持ちを増幅してくれたことに対する感謝の念というのは、
そんなに簡単に消え去るものでもないのだなぁ、と思ったりもしています。

たとえそれが、他者が身を削って書いた作品から取ってきた
仮初めの文字の羅列だったとしても。


発覚からこんなに時間が経ってしまったので、
この文章がにわPの目に触れる機会はおそらくもうないのでしょうけれども。

にわPの中にいた彼女達は、
にわPの中でもういない者となってしまったのか。
それが気がかりではあります。


あれだけの量の剽窃が行われていることを考えると
いまさら完全な解決は不可能かもしれませんが、
できることなら、遺恨を残さない何らかの形でしっかりとけじめをつけてもらえると、
盗作された作品群の中にいるキャラクターも浮かばれるのではないかなぁと思いますし、
出来ればそうあって欲しいと願います。


まあどうあろうと、
にわPが上げてきたテキストの中にいたアイマスの子達は
形を変えて自分の中でまだ息づいていますし、
今後もあり続けることでしょう。


ですが、もしも。
一本だけでもいいから、他の人の言葉ではない、にわP自身の言葉で、
あの世界が確かに存在していたことの証しを紡いでくれたなら。

自分の中で靄がかかってしまったあの世界が、
確かに幻だけの世界ではなかったのだと、そう信じ直すことができるのになぁと。
そんな事を思いました。



※当エントリは決して盗作行為を推奨する意図で書いたものではありません。
 SSを書かれる上で盗作と呼ばれる行為であることは自明であり、
 すべきではない行為だという認識は私にもあります。
 ただ盗作が発覚した後、当事者や第三者の所見について触れる機会はあったものの
 読者側のやるせなさについて触れられたテキストが無かったため、
 今回このような形でエントリを記した次第です。
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すきなケ"ームおんか"く 10せん 

 

2週間以上経って大分旬を過ぎてしまった感があるが。

すきなケ"ームおんか"く 10せん - シラス.のブロマガ
すきなケ"ームおんか"く 10せん - ツルゴアXXX
TAKAKO★マッドネスが選ぶすきなケ"ームおんか"く 10せん - (Togetter)
すきなケ"ームおんか"く 10せん - 箱からあふれたアレやコレ


今執筆中の記事書き終わるまではと思って我慢してたけど、
K_1155さんに先を越されたとあっちゃあねぇ、
書かない訳にはいかないじゃないですか。

基本レギュレーション
・メジャーとかマイナーとかどうでもいい
・動画があるやつ





1. SNOWMAN/MOTHERシリーズ
(MOTHER:1989年7月27日(FC) MOTHER2:1994年8月27日(SFC) MOTHER3:2006年4月20日(GBA) 任天堂)



シリーズ全てで出てくる印象的な曲ですが、自分の初MOTHERは2からでした。



この不気味なCMを見て誕生日プレゼントにMOTHER2を選んだ弟に拍手。
ゲーム屋行ってパッケージ見ても赤いだけの箱でゲーム内容が全く想像出来ないんだよなぁ。
前情報が無かった分、電源入れた時のワクワク感は半端なかった。
なんせRPGかどうかすらも分からなかったのだ。

ウィンターズのテーマが流れる直前、
スリークのテントの中からスノーウッド宿舎に切り替わる場面で
この曲が流れる(動画だと0:51から)のを聴いた時に、
子供心ながらに何てキレイなメロディーなんだろうと思いましたね。

高校生だった頃はまだ携帯よりもPHS(!)の方が普及してた時期で、
着メロを自作するのが当たり前だったんですよね。
自分でPHSに打ち込んだスノーマンの着メロを
雪の日に誰もいない駅のホームでこっそり流したりしてました。
またPHSの音色が綺麗でねぇ。
当時はそんな事をして一人悦に入って陶酔しているようなネクラな学生でしたね!!!
黒歴史終わり。

何気に1、2、3全て皆勤賞なこの曲、
MOTHERシリーズの中でも一番象徴的な楽曲ではないだろうか。


── たとえば『MOTHER』は14年前の作品です。
    昔の自分を振り返るような気分はありますか。

糸井 (中略)
    なんていうんだろ、いい初々しさがまだ残ってる。
    まあ、若さを感じる部分もありますけどね。
    たとえば『MOTHER』で、
    雪の町を歩く場面がありますよね。
    急に雪が降って、白い景色になって、あの音楽が鳴る。
    そこで初めて、いっしょに歩く女の子がいるわけですよね。
    なんかこう、若さを感じるよね、自分の(笑)。
    ああいう女の子を設定しているところに。
    でも、うーん、実際にはそんなのねえよ(笑)!
    白い世界で出会った少女だもんねぇ・・・。
    ないよ、そんなのはねえ(笑)。
    でも、登場させるんだ、やっぱし。


  ~『MOTHER』の気持ち。 -ほぼ日刊イトイ新聞より~


てなことをイトイ新聞でのインタビューで言ってるんだけど、そんな楽曲。
もし自分が雪の日プレイリストを作るのであれば、1曲目はこれでウッボー(死語)。

まだファミ通がファミコン通信な頃のMOTHER2特集ページ切り抜き、未だに持ってるよ。
あの頃のファミ通はいい雑誌だった、掛け値なしに。
当時編集者だった風のように永田さんも今やイトイ新聞のベテラン乗組員。

どこかの誰かが有志でMOTHER4を作成しているっていう話も聞いたけど、
糸井重里がテキストを書いていないMOTHERは、もはやMOTHERではないんだよなぁ。
「MOTHERを遊んで大人になった君たちがMOTHER4なんだよ」みたいなことを以前ブルータスで言ってた




2. ブライトマンステージ/ロックマン4
(1991年12月6日 FC カプコン)


『ゲーム音楽と言ったらとりあえずロックマンを上げておけば良いという風潮wwwww』
みたいな感じで草生やしているまとめブログを見ると刈り落としたくなりますね。
あ"ん?こちとらそんないい加減な気持ちで選んじゃいねぇんだ、帰れ!!

欲しい欲しいといい続けていたロックマン4の箱が
クリスマスの朝に枕の下から出てきた時の嬉しさといったら
わかるかなぁ~ わかんねぇだろうなぁ~
大体あの頃は
以下略

そんなロックマン4で一曲選ぶならブライトマンステージ。

数あるシリーズの楽曲の中でも曲構成が
イントロ-A-B-A'[キー変化]-B-A’-B以下繰り返し
といった具合にちょっと変わってるのもお気に入りポイントだし、
何よりBメロのアンニュイな感じに変わる辺りがたまらなく良い。

あんまり好きだという感想を見ないけれど、
アレンジCDの"CHIPTUNED ROCKMAN"でも選曲されていたので嬉しかった。
きっと好きな人は好きな曲なんだと思う。

このCD、あまり知られてないと思うけど良いですよ。
何より全シリーズの作曲陣を追ったhallyさんの
「『ロックマン』の音楽はいかにして生まれたか」
っていうライナーノーツが2Pとは思えない内容で、これだけでも買う価値ありかと。
他にも児玉宜久っていう人が書いているライナーノーツも
ゲームミュージックとアレンジのあり方について書かれていて読み応えアリ。
ネットで検索しても全く情報が出てこないんだけど、この人何者なんだろう…

もし他の歴代のシリーズで泣く泣く一曲ずつ選ぶのであれば、
 ロックマン1:カットマンステージ(イントロのここから始まる感)
 ロックマン2:エアーマンステージ(中盤ソロのギタースライドみたいなキュウゥーン音が堪らない)
 ロックマン3:スネークマンステージ(人力では不可能なピコピコシーケンス)
 ロックマン5:ナパームマンステージ(Aメロのベースラインと変拍子)
 ロックマン6:フレイムマンステージ(サビのオリエンタルなメロディで泣く)
 ロックマン7:フリーズマンステージ(この明るい感じのメロと音色が良い)
 ロックマン9:プラグマンステージ(哀愁あるメロディが近未来な感じがして好き)
てな感じだろうか。

…まぁ8と10は未プレイなので未選出なんだけどね!
(これでファンを名乗るのだから片腹痛い)

あと自分の中でロックマンと言ったら外せないのが、有賀ヒトシ先生のロックマンメガミックス。
自分の中での二次創作というかキャラクターへの愛情表現の指標のような作品。
特に「史上最大の敵」での展開の広げ方と纏め方と言ったら(以下音楽に関係ないので省略)




3. 出羽~陸奥~蝦夷/がんばれゴエモン さらわれたエビス丸 
(1991年12月25日 GB コナミ)


このゲームボーイ音源でここまで三味線っぽい音色を出せるのかと驚く。
コナミ矩形派クラブの面目躍如。
この職人芸は後世に語り継がれるべき。

しっかしいつ聴いても非の打ち所がないというか。
こう急かされる曲調なのに、曲の良さが先に来て全然嫌な感じがしないのな。
ゲームミュージックとしてのお手本のような曲。

この曲もそうだけど、ゴエモンシリーズ全体に漂うエセ和風な世界観、好きです。

ゴエモンといえば前項のロックマン同じくコミックボンボンの代表的な版権マンガで、
小遣い無かった自分は友人宅でコッソリとゴエモンを読むのが楽しみでした。
ヤエちゃんがお色気担当でな。自分のようにドキドキさせられた小坊は多かったハズ。
以前pixivに帯ひろ志先生のヤエちゃんが上がってたのを見つけた時はびっくりした。


ゴエモン楽曲といえば、以前記事にも書いた行く年来る年MADが大好きだったんだけど、
とうとう2013年は投稿ないまま終わってしまいましたね。
来年あたり誰かこの曲で作ってくれないかな~などと無いモノねだりをしています。

(2013/12/31追記:投稿あったよ!!)






4. 少年は荒野を目指す/聖剣伝説2 (1993年8月6日 SFC スクウェア)


イントロのギターのアルペジオを聴いただけで、
あのゲーム内フィールドの風の吹き渡る草原が
一気に目の前に拡がる感覚に襲われるのです。

こう勇ましい訳でもなく、未知の旅先への不安さえ感じるような、
フィールドのテーマにしてはさわやか過ぎる楽曲。
だがそれが堪らなく良い。

タイトルも良いんだよな。
なんでも吉野朔実の同名の漫画から取っているらしい。

他にも『危機』『子午線の祀り』みたいに全て聖剣2の楽曲タイトルには全て元ネタがあるそう。
どこかまとめてくれてないかと思って探してみたらこちらのブログを発見。

あと聖剣2の楽曲で語り草となっているのが、
サントラに書き下ろされている菊田裕樹のライナーノーツ。
探してみるとやっぱり同じように感じ入る所があったのか、
全部書き起こしてくれている方がいますね。

極論を承知で敢えて言うならば、音楽は僕にとって、それが表現している「対象そのもの」である。自分のなかに内在する様々な要素、あるいは思考であり、あるいは感情であり、あるいは意識のレベルにさえ上がってこないような何か、そういった「自分自身を構成するパーツ達」を掻き集め、濃縮し、より純度の高いものに精錬し、最終的に音楽的創作という形に結晶させることこそが、音という、言葉の壁を越えて人の心に直截に働きかける表現手段を手中にした者の、目指すべきところではないかと僕は思う。


中学の時にこのライナーを読んだときは正直言いたい事がよく分からなかったのですが、
たかがゲーム音楽にここまで考えて作曲に臨んでいるという事実が、
当時何も知らない中学生にとってはあまりに衝撃でした。
ゲームについての想いとかを表現しているテキストに強く関心を抱くようになったのは
多分この文章が切っ掛けだったと思います。

もし10選の中で一曲だけしか選べないとしたら、おそらくこの曲に絞る。




5. CLOUDY PARK/星のカービィ2 (1995年3月21日 GB 任天堂)

曲は15:21から。

この6拍子の浮遊感たるや!

カービィの楽曲も他のゲームとは一線を画したオリジナリティに溢れてますよね。
テケテケチャカチャカとやたら細かなシーケンスと、GB特有のノイズじみた音色を上手く使ったポップなBGM。
一歩間違えると不快な感じになりそうな気がするのだけれど不思議。
多分実際の楽器で演奏したら忙し過ぎて聴けたもんじゃないと思うw

昔BMS(ビーマニライクなフリーの音ゲーフォーマット)にあった楽曲のジャンルで
カービィポップっていうのがあったのを思い出す。
やたらとピコピコチャカチャカしてせわしないポップな感じの楽曲でした。
まぁ実際のカービィ楽曲とはちょっとズレた感じになっちゃって、
なかなかカービィっぽい雰囲気を出すのは難しいのだなぁと思ったりしたものですが。




6. 多摩川/海腹川背・旬 (1997年2月28日 PS エクシング)


これも名作BMSがありましてねぇ。
海腹川背の曲はどれも良い曲ばかりなんだけど、
特に多摩川はこのBMSプレイしてたこともあって一番印象深い。
ドラムの音の抜けが気持ちいいんだわ。


海腹川背の音楽は本当に独特の雰囲気で、同じような曲を探そうにも見つからない。
スタッフクレジットに乗ってたpas de chatのCDにまで手を出したりもしたんだけど、
曲調が全然違うんだよなー。
ただpas de chatはこれはこれで素晴らしい曲が多かったりするんだけど。
22番の口紅とか良いシティポップですよ。(ゲームとは一切関係ありません)


海腹川背はプログラマの酒井潔さんが結構サツバツとした裏設定を作っていたというのは有名な話だけど、
近藤敏信さんのイラストでは全くそういう重い雰囲気を感じさせない笑顔ばかりで、
そのアンバランスさ具合がこのゲームの謎めいた雰囲気作りに貢献していてとても良いなと思う次第です。
まさか今年になって新作が拝めるなんて、嬉しいこともあったものですな。




7. quick master/pop'n music (1998年9月28日 AC コナミ)


ポップンにおける20,November的なポジションの曲。
youhei shimizuの日本人好みなコード進行は未だに色褪せませんねー。

ショルキー(右側グラサン)のお前どうみてもTKだろ的なキャラデザと、
それに120%違和感のないTKっぽさ全開の楽曲を初めて目の当たりにした時、
「コナミスタッフの辞書には自重という文字はないのか…?」と
あまりの毒っ気あふれるパロディ精神に痺れたものでした。

あと降ってくるポップ君に割り当てられたボタン音がいちいち爽快で
何の音を出してるのかが一目瞭然なので、演奏してる感がハンパない。
音ゲー触りたての頃は「いかにこの曲を綺麗に演奏できるか…」などと
精神を研ぎ澄ませてプレイしていた思い出があります。
(音ゲーだから誰が押しても同じ音なのにね!!!)
そもそもシーケンスの位置が微妙にずれてるから、完璧にパーフェクト取ろうとすると
実際の曲よりも音の鳴りがワンテンポ遅くなったりするんだけど、
そのラグも含めてゲーム音楽として味わい深いものがあるなと。

そんなゲームと音楽との「シンクロ感」を極限まで突き詰めたプレイが
こちらの動画になります。

#0:26から。




8. おはなばたけ/毛糸のカービィ (2010年10月14日 Wii 任天堂)


いつかこれをピアノで弾けるようになりてー。

カービィの名を冠するゲームではあるものの、元は「毛糸のフラッフ」という
名前で開発が進められてた全然別のゲームであるということもあって、
全然曲調にカービィっぽい所はありません。
ですがこれがまた毛糸の世界の雰囲気に溢れた良曲ばかりで、
カービィシリーズとは完全に別なものとして素晴らしい。

一体誰が作曲してるんだろう?と思っていたら、
「社長が訊く」で冨田朋也さんという方が中心になっていると書かれていました。
…この人ゴエモンシリーズの作曲者じゃねーか!!
全く作風が違うけど惹きつけられるあたり、やっぱり何かあるんですかねぇ。

あ、このゲーム、どこぞのアホサイトで
クソゲーオブザイヤー2010のレッテルを貼られていましたけど、
ワドルディの可愛さに気付くまで100回プレイしなおせと言いたい。
このゲーム主役はワドルディですから。
ただ敵に当たってもダメージ判定受けないのを良いことに
ワドルディ寝てる所を横から体当たりして><顔にさせたり
UFOで吸い込もうとしてワドルディをつ﹏⊂顔にさせたりしながら
ワドルディを愛でるゲームですので。




9. Curse of Ocean/La-mulana (2011年06月21日 Wii/PC NIGORO)


ゲームについては過去に紹介記事を書いたのでそちらを参照のこと。

ライナーノーツ見ると
「フリーPC版では元ネタと全く同じフレーズが使われていたのでメロディ変えるのが大変だった」
って感じのことが書かれていたんだけど、
初めてこっちを聴いた時からカッコいい曲だなーと思ってましたね。
後で逆にCurse of Iron Pipeを聴いて違和感バリバリだったという。

この曲が流れるステージのボス戦、実は攻略順を間違えて100回位は死んでるのですが
セーブポイントの石碑からボス戦にいたるまでの道中が長いにも関わらず
それでも投げ出さずにプレイし続けられたのはこの曲のおかげです。
もしこれがつまらない曲だったら多分途中で投げ出してたんじゃないかと思う。

la-mulanaも大分沢山の曲があるけど、メロディが好きな楽曲って
「Mr.Explorer」とか「Fearlles Challenger」とかで大抵サミエルさん担当のもんばかりだったり…
(「Grand History」はならむらさんだけども)
80~90年代のゲーム音楽が好きってインタビューで書かれてた辺り、
やっぱり自分の好みもそこら辺なのかなぁなどと思う。

とりあえず2を制作中という発表があったので、
la-mulanaの新曲を拝めるというだけであと3年は戦えます。




10.戦場 疾風/世界樹の迷宮Ⅳ (2012年7月5日 3DS アトラス)


自分にとっての初古代楽曲。
古代祐三さんの名前はユーズドゲームズVol.6で知ってはいたんだけれども、
イースとかアクトレイザーとか全然触れる機会無かったんですよね。
ユーゲーVol.6が98年だから、14年も先になるとは…。
(後にロックマンの有賀先生の義理の兄になったという事実を知って驚いた)

カルドセプトもちょっとだけ触ったけどあんまりピンと来なかったんで、
やっぱりこういうRPG然とした曲が好きなのかなー俺。

曲自体もカッコいいんだけど、
白眉は2ループ目(2:30以降)にギターソロ入るパートが堪らなくカッケー。
カッコ良いんだけれども、あまりにそこにたどり着くまでが長すぎて
実際ゲーム内で聴く頃にはhageてしまってるという。





以上。
思う存分喋れて、僕、満足!

category: メモ:ゲーム

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祝杯 

 



東北楽天ゴールデンイーグルス
日本シリーズ優勝おめでとうございます!!!!




柄にも泣く広告なんて打っちゃったよ。いやぁめでたいです。
野球全くズブの素人だけど、興奮させてもらいました。
楽天・巨人全選手に感謝を。

…しっかし最後までハラハラして気の抜けない試合だったなぁ。
いくら田中が貢献して来たからといってもあの采配は恐怖以外の何物でもなかった。
そりゃ巨人ファンも怒るで。

category: 動画:ニコマス

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11月2日の予定 

 

珍しく書きたい記事が2本もあるのに手が進まない。
貧乏ヒマ無しとはよく言ったものです。

明日は久しぶりの二連休なのですが
私的にイベント目白押しな日ということもあり、
近況報告も兼ねて列挙しておきたいなと。



1.日本シリーズ第6戦

まさか楽天の日本シリーズ優勝の瞬間を目の当たりに出来そうな日がくるとは。
実の所、自分はサンキューユッキにも食指が動かないほど
全く野球に興味が沸かない人間なのですが、
そんな自分ですらも昨日の第5戦には興奮させてもらいました。
やっぱりスポーツはリアルタイムで観てナンボということを昨日実感したので、
出来ることなら優勝の瞬間も生で観戦したいものです。



2.第4回S4U!PV大会 エントリー締切日


エントリー期限は11/2(土)23:59までとなります


S4U最後の大会なので、せめて今回も記念参加したいと思っております。
キャラと曲は決めましたがPV構成とか全く未着手なので、今から弄ってきます。



3.BSフジにて『SING LIKE TALKING 25th Anniversary LIVE』 19:00~20:55

【今回の放送日時】 2013年11月 2日(土)19:00~20:55

 2013年4月27日(土)東京国際フォーラム ホールAで行われたSING LIKE TALKING 25周年記念LIVEの模様を放送。
 代表曲を中心とした、まさに「25周年」にふさわしい選曲で、彼らのLIVEを待ち望んでいたファン達の心を揺さぶり、会場の熱気は最高潮に。日本を代表する豪華ミュージシャンと共に、総勢21名による 圧倒的なクオリティのLIVEパフォーマンスは、これまでの彼らの活動の集大成ともいえる内容となっている。
 また番組では、佐藤竹善(Vo&Key&G)、藤田千章(Key&Synth)、西村智彦(G)、3名が揃ったスペシャルインタビューも収録。活動休止や東日本大震災、その裏側で彼らが感じていたこと。そしてこれからのSING LIKE TALKINGとは…?
 貴重なオフステージの模様を織り交ぜながら、彼らの“いま”の声をお届けする。


内容はおそらく先日リリースされたDVD
『Amusement Pocket 25/50』
のダイジェスト版かとは思うのですが
普段ラジオ以外のメディア露出が皆無な彼らの姿を
家のテレビで見れる機会というのはおそらく最後かもしれませんので、
興味が無い人でも、是非録画だけでもしておいて欲しいなと思います。



4.みんなの『とにかく誰かに紹介したくて堪らないアイマス動画』紹介生放送

前回エントリ記事書いた企画の生放送が20時から。
相変わらず4時間とか殺人レベルな放送時間ですが、
皆でワイワイと同じ動画を見れる良い機会ですので、
何とか時間を作って参加したいなと思います。

生放送取りやめのお知らせ。

 11月2日(土)20:00に予定していた『『とにかく誰かに紹介したくて堪らないアイマス動画』アンケート結果紹介放送!』ですが、そういえば赤羽会館のシークレットイベントのネット放映とモロ被りしていたことを全く失念していました。というわけで生放送を急遽取りやめとさせていただきます! (日本シリーズもあるしね)


Oh.
ショック。
何がショックかってシクレ放送あったことを全く知らなかったのがショックですね。




…まぁそんなこんなで、色々ありますということで。

category: 日記

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